スパシーバがGBP(英ポンド)のトレードについて語ります

私、スパシーバのトレード手法とは値動きのある旬の通貨の順張りトレードです。

私自身、もともとポンドを積極的に取引していた訳ではないですが、他の通貨の値動きが小さくなる中で、値動きある方が利益を上げやすいので、ポンドでの取引き量が多くなってきました。

英ポンドというと殺人通貨とも呼ばれていて、利益は大きいが、損失も大きいと言われています。ですが、私にとっては過去の値動きのイメージから考えると他の通貨同様に落ち着いてきたと思っていて、6、7年前ぐらいだったら、まず重要指標前はポジションクローズしていましたが、今は耐えれるリスクであれば指標まで持ち続けてしまうこともあります。

それでも毎日トレードしていると他の通貨よりもポンドが魅力的な値動きなので、

年間通して6~8割ぐらいはポンド円やポンドドル、ポンド豪ドルなどポンド系の通貨を取引きしていると思います。

毎回毎回、利益が出せる手法というのはないですが、今までトレードしてきた経験を皆さまに今回お伝え出来ればと思います。

ポンドの特徴

ポンドの特徴を私のイメージでお伝えしたいと思います。

ポンドは他通貨と比べると、他の通貨だと止まるような抵抗線でもあっても勢いよく、果てしなく一方向に突き進むこと良くあります。また勢いよく動いていたのに、止められたら、果てしなく戻し続けて、もともとの値に全戻しなんてこともあります。

FXはレバレッジをかけてだいたいの方がトレードするので、ポンドを高レバレッジで取引きすることは慣れないと危険です。損切や利確の判断を即座に決めないとならないこともあります。

私は特にポンドを取引きする際には基本的には他の通貨よりも順張りをこころがけます。

このことは何度も失敗して、改善できたことで、流れに逆らったことで本当に痛い目に合いました。

私の場合、基本順張りですが、週末のポンドトレードの順張りは気を付けるように心がけています。何故かというと直近数年間に渡り、ポンドの週末の成績が良くない為です。

恐らく、週末になると利確や損切りなどの決済が集中して出やすいので、アメリカ時間に入ると今ままでの方向性の流れが止まり、逆方向に進みだすことが良くある為、順張り思考が週末に合わないものだと結論付けています。

毎回順張りだと負けるという訳ではないのですが、ポンドの週末が得意じゃないことは把握しているので、週末にポンドをトレードするときは気を付けていて、利益が出ていれば、

無理して持ち越しや利益を伸ばすことを考えず、一旦、利確して、休むようにしようと思ってはいます。チャンスだと思ってトレードしてしまい休めないことも多いですが、、、、

また1日の取引量でいうとロンドンフィキシング前の22、23時頃やや欧州時間が始まる夕方頃は取引量が増えて値動きが出てきます。特に4半期末、その他の月でも月末が絡むロンドンフィキシングは投機的な動きでいきなり逆行高、逆行安など想定外の値動きになったりします。

それからポンドは豪ドルと同じく、株価指数の値動きや原油先物の値動きが安定しているときに上がるイメージでVIX指数が低いときは素直に上昇していくイメージを持っています。金や原油などの商品先物、米10年国債金利と合わせて、ポンドや豪ドルの値動きからリスクオン、オフの判断材料しています。

大きな予想外な出来事起きた時に大きなしかけ的な値動きを形成することも多いので、予想外の出来事に自分のポジションの方向性が合ってるか、反対なのか、反対であれば迷わず、損切りするなど他の通貨より早く決断しないといけないそんな特徴的な通貨が英ポンド、GBPです。

ポンドを取引するときに意識していること

私の場合、ポンドをトレードする時には以下のことをチェックしていたり、意識しています。

  1. 長期足に流れに逆らっていないか
  2. トレードをする日柄、時間帯
  3. 経済指標、特に金融政策が決まるBOE
  4. 商品先物・株価指数・他の通貨ペア・長期金利の動向
  5. サポートとレジスタンス
  6. エントリーのタイミング

長期足の流れに逆らっていないか

もしポンドをトレードするときなら週足や月足の流れに逆らうポジションを持つなら、早めに利確するように心がけ、逆に流れに合ってるポジションであれば、なるべく利益を伸ばす様に我慢するように心がけています。

チャート見ると利確、損切したくなってしまうので、自信のあるポンドのポジションを保有中で利益を伸ばせるチャンスだと思った時はチャートを見ないようにしたり、寝てしまったりすることもあります。

どうしてもチャートをずっと見ていると短期的な動きに囚われてしまい、値動きが想定外のレンジでうろうろされたりすると持ち続ける予定だったのに、決済してしまったなんてことが良く起きてしまう為です。

トレードをする日柄、時間帯

私はデイトレードで完結することが多く、一日一日でとらえているので、

1日単位でいうと日本時間の夕方ごろの欧州タイムスタート時間、深夜前のロンドンフィキシング、またその日は週末なのか、月末なのかを気にしてトレードしています。

週末や月末は値動きが出るので、ポジションを保有中であれば、その前に決済しておくべきか、それとも保有しておくべきか、など考えます。

もしポジションを持っていないときであれば、特に変な予想外の動きが出た時などで、利確が入ったときなどの押し目、戻りを作っている値動きのパターンだったら、押し目や戻りを狙ってエントリーします。

特に月末や四半期末のポンドの値動きが利確などでファンダメンタルズとテクニカルに逆行したときで一時的なラッキーな押し目や戻りだと思えば、その日一日で見るとは逆張りになりますが、経験上、翌月の早いタイミングでまた高値越えを狙うので、エントリーして高値越えまでスイングで利益とる戦略を立てることもあります。

経済指標、特に金融政策が決まるBOEを重視

昔に比べるとポンドの値動きは今よりも荒くて、今はほとんど動かない経済指標でも昔はもっと動いていました。例えば、過去の鉱工業生産やGDP、CPIで80銭とか動いていました。

恐らく、リーマンショック以降、どこの国も政策金利を下げる傾向が続き、昔ほど金利差はなく、フラットが長期的に続いてることが影響しているものと考えています。

今後、政策金利に差が出る状況になり、ポンドの金利が高くなる傾向に進めば、ポンド高は進むと思いますし、より値動きが増すと思います。その時はさらにリスク管理をしっかりする必要があると思っています。

なので、金融政策が決まるBOEや、金融政策につながる経済指標や要人発言などは注意しています。特に市場に予想に反する発言や結果が出たときは大きな値動きになります。

商品先物・株価指数・長期金利・他の通貨ペアの動向

原油・鉄鋼先・金などの商品価格の動向

ポンドはリスクオン・オフに反応しやすい通貨で、原油や鉄鉱石など商品先物はリスクオン・オフの重要な指標となるので、原油や鉄鉱石が上昇基調であれば、ポンド円もそれについていく戦略で買いポジションを持ちます。

金の場合は逆で上昇基調はリスクオフ、下落基調はリスクオンと判断しているので、逆のポジションを持つ戦略を立てています。

ただ、難しいのは一時的な値動きだけに絞ってしまうと騙されることも多くなるので、長い視点で大きな流れの方向性を予想する必要があります。

それと、よりトレードの正確性を上げるために商品先物動向だけじゃなく、株価や長期金利、他通貨ペアの値動きなども合わせて複合的に見る癖を身に着けた方が良いと思っています。

株価指数の価格動向

基本的にずっと見ているのはダウ、ナスダック、S&Pがメインで、上海、東京、ドイツ、イギリス市場の動向もチェックしています。当日の値動きは「世界の株価」だと、株価以外のいろいろな商品や長期金利もあって見やすので、「世界の株価」をチェックしています。

長期金利

アメリカが世界の中心で、金融政策もアメリカの動向に他国もついてくるイメージを持っているので、ほとんどアメリカ10年国債のみの金利動向をチェックしています。

アメリカ10年国債のように常に監視はしていませんが、取り引きする通貨の金利は事前にチェックしています。

他通貨ペアの価格動向

ポンドを取引きするとき、ポンド円、ポンドドル、ドル円、クロス円、ポンド豪ドル、ユーロポンドの値動きはチェックしています。最低でもポンド円、ポンドドル、ユーロポンド、ユーロ円、ドル円、豪ドル円の流れ・方向性を複合的に捉えて、ポンドの値動きの予想に役立てることが重要だと思っています。

サポートラインとレジスタンスライン

他の通貨ペアと比べると値動きの勢いがあるせいなのか、他の通貨ペアはサポートラインやレジスタンスラインまで届かない相場環境でもポンドだけサポートラインやレジスタンスラインの値まで試してくるイメージを持っているので、

月足、週足、日足を確認して、直近の高値、安値など意識されやすいサポートやレジスタンスは必ず、トレード前に確認しています。

日々のデイトレードは8時間、4時間足を見ることがほとんどですが、重要なサポートやレジスタンスは長期足ごとに重なるポイントがあれば、なお強いです。

レジスタンスを越えて、年初来高値や直近のなかなか越えられない抵抗を明確に超えてきたときは必ずポンド買いでついていくようにしています。サポートを割れて、年初来安値や直近のなかなか越えられないサポートを割ってきたらポンド売りでついていくようにしています。

エントリーのタイミング

私は決済よりもエントリーするときの方が重要だと考えていて、ポンドは一方通行の流れから大きい押し目や戻りを短時間で形成することも良くあるので、

なるべくいい位置でポジションを建てられる様に、待って!待って!待って!エントリーすることを意識するようにしています。

ただ、上昇中に押し目や戻りを待って、待って、もう一歩待てなくて高値でエントリーしてしまい、その後に押し目や戻りをつけるなんてことはよくありますし、待っていても戻ってこなくて、エントリーのタイミングを逃してしまうなんてこともあります。

ポンドの場合、方向性があっていて、あまりに高値、安値掴みしていなければ、マイナスになることは少ないイメージでいますが、利益は減りますし、リスクはなるべく軽減した方が良いので、理想としては待って待って待つように心がけています。

ポンドトレードの一例を紹介 ブレグジット(EU離脱)

ちょっと前の話になりますが、ブレグジットが決まった時の2016年6月の話をさせて頂きます。この年はブレグジットまで最高益を上げていて、

ブレグジットが決まるまで、どこも事前のニュースではEU離脱になると報道しているところはなかったことを覚えています。

この頃は専業で私、個人の資金を運用していたこともあり、リスク管理が緩くなっていたのかも知れません。

政治的なイベント前は不透明感で下がる傾向があり、選挙後に上げるので、この時の国民投票も同じ流れだと思っていて、良いタイミングでポジションを持てたなぐらいに思っていました。このポジションで今の利益の倍増も可能だと思っていたところ、

まさかの国民投票の結果は離脱支持派の勝利で、想定外ことですぐに反応できず、戻しを待って損切りしようと思ってしまったこともあって、大きい損切りになってしまいました。

ブレグジットが木曜日で損切り後にポンド売りにドテンしたのが木曜日で、値動きが荒かったので、スキャルとデイトレで上下の波をコツコツ取っていました。翌日の金曜日もコツコツ取りましたが、損失を全回復させるまでにはなりませんでした。

一撃で全利益を飛ばしてしまうことは問題なので、この時の経験からリスク管理を徹底したトレードも試したみましたが、私の場合は損切りを徹底すると逆に損切り貧乏になってしまい、逆に成績が悪くなってしまいました。

最終的に利益を多く残すことが大事なので、その後、試行錯誤して、ある程度の深い損切り幅になってしまっても、方向性が間違ってないと思っていればリスクを取っています。

想定外の動きで深い損切りになってしまうことも年間通すと何度かありますが、その分、利益を取れるときに取り続けることでカバーして年間通して、収益をあげることが今のところ出来ています。

私は時間をかけて試行錯誤して今のスタイルをこのブレグジットがきっかけでより確率できた様な気がしています。

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